
最近、何故かあちらこちらで長崎の特産品の展示会が行われていますね。
アゴや網カレイの干物など、こちらでは珍しい物が沢山ありましたが
紅く綺麗で美味しそうな赤ハタがありました。
沢山並べられている魚の中に、数尾しか並んでないのに
一際存在感のある雄姿はさすがですな〜。
もちろん、ためらう事無く買い物籠にGETです。
では、早速…
赤ハタは何時ものように5枚に下ろし、半身は刺身に
残りは煮付けと煮物用に切り分けます。


■赤ハタの刺身
皮を付けたまま皮目を上にしてフキンをかぶせ、
熱湯をさっとかけてから急いで氷水で冷ました
湯引きした物と、普通に皮を引いた刺身です。
私の座右の銘は(?)「魚の旨味は皮に有り!」です。
なるべくそんな皮を生かした調理を心がけているつもりですが、
湯引きするかさっと焼くか、皮をつけたまま焼くか煮るか蒸すか、
う〜む、他に何か方法は?

■赤ハタの煮付け
他の魚の煮つけと同じように…
鍋に出汁、酒、みりん、醤油、砂糖、生姜の薄切り
を入れ、煮立ったら赤ハタの切り身を入れ、落し蓋をして
煮ます。
脂がのって身離れが良く、上品で美味しいですよ。

■赤ハタで潮汁
何時ものように最後の〆はアラでだしを取ったお吸い物です。
アラに塩を振り暫く置いておきます。
アラの塩を水で洗いざるに上げ水気を切り、
熱湯にくぐらせ霜降りしてから流水で血などの汚れを
きれいに洗い取ります。
鍋に水と出し昆布を入れ火をつけます。
沸騰直前に出し昆布を取り出しアラを入れ、
10分ほど煮て出汁を取ります。
今回も味付けは薄く塩だけ。
椀に注いで薄く小口切りしたネギをのせ、
「いっただきま〜す」

■赤ハタの味噌汁
アラで出汁を取った潮汁にぶつ切りした赤ハタを入れ
煮ます。仕上げに味噌を加え、一煮立ちさせてから
椀に盛り薄く小口切りしたネギをのせ、
「もう一杯〜、おかわり〜」